Act.37
実写版美少女戦士セーラームーン Act.37。
コメディと、前世の謎をちょっとだけの話。
クラウン。
気を失ってしまったうさぎが、ソファに寝かされている。
亜美達も、心配そうに見守っている。
亜美「うさぎちゃん・・・、別人みたいだった・・・。」
気がついたうさぎを心配そうに、亜美達が話しかける。 *1
亜美「うさぎちゃん!」
衛を連れ去られて、落ち込むうさぎ。
亜美がうさぎの肩に手をかけて、(大丈夫だよ)と、うなずく・・・。
うさぎの痛ましい姿を見ていて、黙っていられなくなったレイが、うさぎを励ます。
レイの言葉に驚いたように見つめる亜美達。
その言葉に微笑み返すうさぎ。
自分に言い聞かせるように、うさぎが大丈夫とつぶやく。
うさぎの言葉に、(そのとおり、大丈夫よ。)と、亜美もうなずく。
亜美「うん」
月野家。うさぎの部屋。
ベットに寝ているうさぎ?。
部屋の中に入ってくる育子ママ。
枕に顔をつけたまま、あっち行ってと手を振りながら、うさぎ?が答える。
うさぎ?「わぁ〜かったぁ。すぐ、行く。」 *2
部屋から出て行く育子ママ。
起き上がるうさぎ?・・・いや、亜美だ。 *3
亜美「ふぅ。」
ルナに、助かったとお礼を言われる。
亜美「ううん。それより、うさぎちゃん、早く探さないと・・・。」
ルナから、仲間の近況を聞く。
亜美「うさぎちゃんのママはどうする? こんな誤魔化し、これ以上、無理だよ・・・。」
自分の服の上に着ているうさぎのパジャマを脱ぐ亜美。
そこへ突然、育子ママが入ってくる。
ハッとして、育子ママを凝視する亜美。
目があう育子ママと亜美。
あ、これは、バレた! もうダメだ! ・・・と亜美達が思っていると、 *4
でも、育子ママの反応が普通だ。
は?なんで? という表情のルナと亜美。
どうやら、ママはコンタクトを無くして、ぼや〜っとした見え方らしい。
ご飯を早く食べてね。荷物番よろしくね。と、用事を言いつけられる。
気がつかない育子ママに、こりゃ、行ける!というルナ。 *5
亜美「・・・・・・。え?」
そんなルナに、え?本当に?!という表情の亜美。
月野家。
食卓のテーブルに、うさぎのコスチュームで座っている亜美。
亜美が、ミドリ色のソースがかけられたオムレツを崩すと、中から、やっぱりゴーヤが出てくる。 *6
スプーンですくい、それを見つめる亜美。
これ食べれるのかな・・・食べようかな・・・、なかなか思い切る事ができない。 *7
その時、うさぎの弟・進悟が入ってくる。
ハッ!として振り返ってしまう亜美。
育子ママの時とは違って、今度は、しっかりと眼が合ってしまう。完全に見られてしまう。
怪訝そうな顔で見つめる進悟。
だが、その隣でうさぎ?に話しかける育子ママの態度がまるっきり普通だったり、急な来客があったりで、見逃してくれる進悟。
中に入らずに、そのまま出て行く進悟。ほっとする亜美。
育子ママと来客の会話から、来たのが、まことだとわかって、また緊張する亜美。
育子ママからまことが来た事を告げれて、ゆっくり振り返る亜美。
そんな亜美を見て、眼を大きく見開いて、固まってしまう まこと。
育子ママは忙しいのか、部屋に入らずに行ってしまう。
しばらく固まっていたが、やっと、うさぎ?に語りかける まこと。
声にならない声で、照れくさそうに笑う亜美。
亜美「はは・・・は・・・。はは・・・。」 *8
うさぎの部屋。
亜美「じゃあ、ルナが聞いたハープの音っていうのは?」
プリンセスじゃないかと予想するルナ。
探しに行きたいが、うさぎの影武者もやらなくてはならない。
亜美「でも、ここの留守番は?」
まこととルナに、眼で語りかける亜美。
急にじゃんけん大会になる。
まことが、身代わりを行う際に、
うさぎの部屋に入ってくる育子ママ。出かけるらしい。
街。
うさぎを探して、街を駆けまわる亜美。 *9 *10 *11
亜美「うさぎちゃん・・・!」「うさぎちゃん・・・!」「うさぎちゃん・・・!」「うさぎちゃん・・・!」
街。
うさぎを探し回っている亜美。今度は、別の場所だ。
亜美「うさぎちゃん!」 *12 *13
うさぎを探して、街を駆け回っている亜美。
どこからともなく、ハープの音が聞こえてくる。
テレティアSで仲間に連絡する亜美。
亜美「みんな!」
ムーン以外のセーラー戦士が集合だ。
亜美「マーキュリー・パワー!」
亜美「メークアップ!」
セーラー・スター・タンバリンで、妖魔を倒すセーラー戦士。
まだまだ、自然発生してくる妖魔。
亜美「妖魔が全部、1つの方向に集中してる。」
亜美「ハープの聞こえる方じゃないかな!?」
発生する妖魔を倒しながら、ハープの聞こえる方に進むセーラー戦士達。
ハープの音に、いち早く気がつき、駆け出していくマーキュリー。 *16
みんなもそれを追う。
マーキュリー「うさぎちゃん・・・。」
うさぎを見つけて嬉しそうに、駆け寄って行こうとするが、
あれはプリンセスで、うさぎじゃないと言われてしまう。
そのプリンセスは、前世で、星を滅ぼしたとか言っている。 *17
つづく。
◇脚注
*2:セリフの間の取り方は、うさぎ、そのものである。
*3:自分の服の上に、パジャマの上だけを着ている。
*5:眼がキラン!と光るルナ。
*6:ゴーヤ・オムレツなので、当たり前である。笑
*7:スプーンを目の高さまであげて、不安そうな表情の浜千咲が可愛い。
*8:照れたように笑う浜千咲は・・・、あれ、この表情の千咲はあんまり可愛くないぞ。笑
*9:FESTA CAFE って、どこ? どこかのアウトレット?
*10:この探し方じゃ、普通は見つからないと思う。天才少女の設定が生きてないなぁ。
*12:どこの街だ?
*14:このシーンのセーラーマーキュリーのスタントは、カッコイイぞ。
*15:側転→バック転→開脚キック
*16:大好きなうさぎちゃんに、早く会いたいらしい。
*17:隠れていた、事実がでんこもりである。