Act.45
実写版美少女戦士セーラームーン Act.45。
たとえ命は捨てても前世の使命は果たす! という話。
区立 十番病院−。
戦闘中に倒れた美奈子の病室の前。
心配そうに立っている まことのところに走ってくる亜美。 *1
亜美「まこちゃん! 美奈子ちゃんは!?」
診察しているところだが、普通じゃない雰囲気がするという まこと。
亜美「・・・・・・え?」
そんな亜美達の横を、医療器具を運ぶ込む看護婦。 *2
その器具を見て、残念ながら・・・という感じで返事をする亜美。
亜美「・・・そうみたいだね。」 *3 *4 *5
亜美「あ。」
亜美「でも、うさぎちゃんには、一応大丈夫って連絡しとくね。」 *6
まこともそれに同意する。
亜美「うさぎちゃんは・・・他にたいへんな事があるから・・・。」
うさぎの事を想い、何もない宙を見つめる亜美。
十番病院 外−。
テレティアSで電話をかける亜美。 *7 *8
うさぎに心配をかけないように、不自然にならない程度に明るいトーンで電話をかける。
亜美「うん。休めば、大丈夫みたい。」
良い嘘とはいえ、うさぎに嘘をついている事は変わりがないので、表情が少し虚ろな亜美。
うさぎは、見舞いに来るというが、
うさぎに来られては、美奈子の事が知られてしまう。やんわりと断る亜美。
亜美「あ。今日は、静かにしてあげた方がいいみたい。」
亜美「私達も帰るから。」 *9 *10
でもやはり、会話がどこかぎこちない・・・。
亜美「うん。」
亜美「・・・じゃ。」
思い出したように話を続ける うさぎとの電話を
聞こえなかった事にして、逃げるように急いで切る。
作っていた笑顔を止め、申し訳なさそうに、テレティアSを見つめる亜美。
十番中学校 亜美達のクラス−。
菊池先生から、登校日なのに欠席が多いのは、生徒達が抜け殻のようになってしまっているからと聞かされ、騒ぎ始める生徒達。
休んでいる人数の多さに、亜美は、衝撃をうける。
十番中学校 廊下−。
登校日が終わり、下校する生徒達。
帰ろうとする亜美に、うさぎが駆け寄る。 *11
美奈子のお見舞いに行こうと誘ううさぎ。
でも、これ以上、うさぎの負担を増やしてはいけない。
何とか、うさぎが美奈子のところに行かないように、誤魔化す亜美。
亜美「あっ、えっと・・・。そっちは、まこちゃんが。」
亜美「大勢で行くと、疲れさせちゃうし。」 *12
嘘がバレないように、話を切り上げて行こうとする亜美。
そんな亜美にも、うさぎはいつものように話しかけてくる。
いっしょにクラウンに行こうと誘われるが、
この後、レイのところに行って、話を聞かなければならない。
勿論、美奈子とレイの事も、負担をかけてはならない為、内緒なので、
それをうさぎに悟られていけない。
亜美「今日、ちょっと、寄るところがあって・・・。」
亜美「先、行っててくれる?」
にっこりと愛想笑いとして、そそくさと行こうとする亜美。
そんな事とは知らないうさぎは、最近会っていないレイの事を聞く。
あせる亜美。
亜美「神社が忙しいみたい。」
亜美「じゃあ。」
気まずそうに、そそくさと歩いていく亜美。
それを見送る ちょっと寂しげなうさぎ。
火野神社 境内−。
亜美達が、美奈子の事を話し合っている。
亜美「そっか・・・。やっぱり、レイちゃん、知ってたんだ。美奈子ちゃんの事。」 *13
前世しか見ないのは止めて、早く手術をしないと間にあわない・・・。
そんなレイの言葉を受け止める亜美。
そこに、アルテミスが現れる。
亜美「どうしたの? 美奈子ちゃんは!?」
手術を勧めたら、追い出されたというアルテミス。
前世なんて無視すればいいと、イラつく感情を隠さないレイを諭すように、亜美が語りかける。
亜美「無視は、できないんじゃないかな・・・。」
亜美「私達も・・・。」 *14 *15
街角−。
ルナと話しながら、歩いている亜美。 *16
美奈子の病気の事を うさぎに話すべきか 意見を求められる亜美。
亜美「止めた方がいいと思う。」
亜美「うさぎちゃん、地場くんの事だって、すごい我慢して普通にしてるんだもん。」
亜美「これ以上、負担になる事、言えないよ。」
うさぎの事を心配して、嘘をつき通す事を決める亜美。
ビルのフロア−。
妖魔の気配を感じ取り、終結してくるセーラー戦士達。
独りで戦うセーラージュピターの元に、セーラーマーキュリー達が助けに現れる。
マーキュリー「まこちゃん!」
妖魔に攻撃を仕掛けるマーキュリー。
セーラースタータンバリンなどで攻撃を仕掛けるマーキュリー達。
今回は、多少のダメージを与える事ができたようだ。
が、再び、歩き出す妖魔。
屋外−。
妖魔の様子が何かおかしい。
追ってきたマーキュリー達も、突然の事に、攻撃を止め、様子を見てしまっている。
どこからか飛んできた光球は、そのまま、地響きを立てて、妖魔の中へ。
何度目かのパワーアップを行う妖魔。
セーラールナは、この妖魔にはメタリアが乗り移っていると見抜く。
その言葉に、驚くセーラーマーキュリー達。
ファイティングポーズをとるが、妖魔の攻撃1発だけで、吹き飛ばされてしまう。
地に伏せるマーキュリー達。
メイクアップできない美奈子を心配そうに見ている、マーキュリー達。
マーキュリー「美奈子ちゃん・・・。」
今なぜか変身できないというジュピターから聞いて、驚くマーキュリー。
そんなマーキュリー達に容赦なく、迫ってくる妖魔。
あまりに強力な攻撃をくらって、再び吹き飛ばされ、メイクアップがとけてしまう亜美達。*17 *18
(つづく)
*1:病院の廊下を走っちゃ いけません。笑
*2:今は「看護士」というのかな。しっくりこないけど。
*3:でも、不要な道具も混じってるような?
*4:アップになったのは、点滴セット?
*7:風が強いので、前髪パタパタ。
*8:前髪、ちょっと固めてあるんですか。
*10:やはり、ぼーっと突っ立てるだけじゃダメ。笑
*11:2年1組の教室から飛び出してくる。
*13:今回の脚本だと、「ヴィーナス」じゃなくて、「美奈子ちゃん」なのね。
*15:耳のホクロは、レーザーで取らないのかな。笑
*16:傍から見ていると、ぬいぐるみに話しかける 妖しいお姉さん。笑
*17:夜遅くなったので、帰ったのかな。この後、出てこない浜千咲と小池里奈。笑
*18:つまり、ジュピターの自爆攻撃まで、たどり着けない・・・。笑