Act.38補足
実写版美少女戦士セーラームーン Act.38。
総集編と、元基のアクションの話。
ハープを弾くプリンセス・セーラームーン。 *1
見つめるセーラー戦士。
過去の記憶−。
プリンセスをかばい、狂刃に倒れたエンディミオン。
エンディミオンを失った悲しみで、チカラを発動してしまうプリンセス。
そのチカラは、月と地球を滅ぼしてしまう。
ダークキングダム−。
同じ話を、クインベリルから聞かされる衛。
クインベリル「プリンセスのチカラと、メタリアのチカラは同じ。そういう事だ。」
クインベリル「プリンセスをこのままにしておけば、この星は再び滅びる。
クインベリル「その前に、お前の手で・・・。」
クインベリル「月の人間は、この星にそぐわぬという事だ。」
衛「うさぎ・・・。」
ハープに引き寄せられるように、ジリジリと寄っていくセーラー戦士。 *2
ヴィーナス「・・・プリンセス。」
プリンセス・セーラームーン「こないで。」
その場から、光とともに、消えてしまうプリンセス・セーラームーン。
別の場所に、光とともに現れる、プリンセス・セーラームーン。
プリンセス・セーラームーンが見上げる月。*3
ゆっくりと振り返るプリンセス・セーラームーン。 *4 *5
プリンセス・セーラームーン「・・・エンディミオン。」
プリンセス・セーラームーン「やはり、生まれ変わっても、この星でいっしょに居られない・・・。」
プリンセス・セーラームーンが、再び、ハープを弾き始めると、光に包まれ始める。
光の中−。
うさぎの意識の中なのか、現世では同じ人物である、プリンセス・セーラームーンと月野うさぎが、光の中で向き合う。 *6
クラウン−。
プリンセス・セーラームーンの前世で星が滅んだ時の話を思い出すセーラー戦士達。
まこと「プリンセスが、前世で星を滅ぼしたなんて、なんだか、まだ整理できないよ。」
ルナ「私もよ・・・。まさかそんな事だったなんて。エンディミオンの死が引き金になったんだわ。」
レイ「でも、今までもそうだったの。幻の銀水晶のチカラが目覚めるのは、うさぎの気持ちが強くなった時。」
亜美が編んでくれた手ぶくろを、ダークマーキュリーに斬られてしまった時、
セーラームーンをかばって、タキシード仮面が倒れた時、
レイ「その頃から・・・敵も強くなって・・・。」
亜美「幻の銀水晶のチカラが、クインメタリアに影響を与えてたんだね・・・。」
まこと「まいったな・・・。ただ、敵を倒せばいいと思ってたのに。」
どうしたらいいのか・・・。今はまだ、ため息しか出ない。
撮影所−。 *7 *8
美奈子「プリンセスと王子の恋は、不吉。」 *9
美奈子「それって、プリンセスの存在が、この星にとって、不吉って事だと思う。」 *10
アル「メタリアのチカラも、幻の銀水晶のチカラも同じだったんだ。」 *11
美奈子「そして、また、同じ事がおきようとしている。」
アル「うん。」
美奈子「でも、止めなきゃ。その為に私たちがいるんだから。」 *12
美奈子「プリンセスを護って、前世の悲劇を繰り返さない為に。」
光の中−。
ベンチに座って、ハープを奏でているプリンセス・セーラームーンに、うさぎが近寄っていく。
うさぎ「なんだか、悲しい音・・・。」
うさぎ「衛・・・、エンディミオンの事を想っているの・・・?」 *13
プリンセス・セーラームーン「何度、生まれ変わったとしても、エンディミオンとは一緒にいられない。」
ハープを奏でる手をとめ、プリンセス・セーラームーンが続ける。
プリンセス・セーラームーン「昔、地球に生まれていたら・・・って、ずっと思っていたけど、前世から決められている事は変わらない。」
うさぎ「そうかもしれないけど・・・、でも・・・、出会えたじゃん。衛と。」
うさぎ「それって、すごくない? ダメだって言われてるのに。」
うさぎ「そりゃ、最初は、イマイチだったけど・・・。」
うさぎと衛の出会いが、回想される。
うさぎ「サイアクだったけど、・・・でも、タキシード仮面とはそうじゃなかった。」
うさぎ「正体を知らなくて・・・、あこがれて・・・。」
セーラームーンとタキシード仮面の出会いが、回想される。
うさぎ「あの頃は、まだ同一人物って、知らなかったんだよね。」
そんなうさぎのラブラブ話を、フーンという感じで聞いているプリンセス・セーラームーン。 *14
屋内駐車場−。 *15
カメのぬいぐるみが乗っているクルマ。元基のクルマだ。
買出しなのか、 新鮮野菜のダンボールをかかえて、クルマのハッチバック・ドアを開けようとしている。*16
ダンボールや紙袋を持ったままで開けようとしているので、なかなか開ける事ができない。 *17
駐車スペース間の通路が5mくらいもあいているのに、
わざわざ、元基の背後にぶつかってくる怪しい人影。
これまた、大げさにすっころぶ *18 元基。
ダンボールの中身を豪快にぶちまける。 *19
元基「ぎゃあ!」
元基「ちょちょ、ちょっと、アンタ。どうしてくれんの!」
ネフライト「ふん! 知らん!」 元基「い! いきなり、ぶつかっといて、そりゃないって。」 *20
元基「店の買い物なのに・・・。」
元基「あーあ、バイト代から引かれちゃうんだよ・・・。」
ガックリしている元基。
そんな元基の様子にお構いなしに、去っていこうとするネフライト。 *22
元基「ちょっと手伝ってよ。拾ってよ。」
ネフライト「なぜ、私がそんな事をする必要がある!」
元基「アンタが倒したんでしょ!」
元基「はやく、はやく。迷惑だし。」
珍しく、激昂する元基。
だが、まわりで他人が騒ぎ始めて、我にかえる。
ちょっと恥ずかしそうに、ネフライトにも再び手伝うように言う。
そんな元基の様子に、怒りがこみ上げてくるネフライト。
ネフライト「お、おのれ〜。」
元基「『おのれ〜』じゃないって。これ、持ってて。」
怒りのあまり自然とあがった右手に、ビンを渡されてしまうネフライト。 *23
ネフライト「ぬあぁ〜!」
渡されたビンを、床に叩きつけるネフライト。
ガードマンが走り寄ってくるが、投げ飛ばしてしまうネフライト。
元基も制止しようとするが、ネフライトが手を軽く振り払っただけで、吹き飛ばされてしまう。
ビンが割れる *24 くらい、自分の荷物の中に、派手に突っ込む元基。
それを見て、満足げに笑うネフライト。
ダークキングダム−。
クインメタリアを見つめながら、プリンセスを消せ!というクリンベリルの言葉を思い返す衛。
そして、いつも夢の中に出てきていたプリンセス。
衛「プリンセス・・・、俺が、自分を探し始めたキッカケだった。」
衛「そして、あいつと出会ったんだ・・・。」
衛「たぶん、あの頃から、俺は・・・。」
衛の視点から見たセーラームーンとの出会いが回想される。 *25
衛「あいつが・・・、星を滅ぼすのか。」
ゾイサイトの部屋−。
思い悩むジェダイト。
前世の記憶が戻っているが、未だベリルへの忠義も消えないジェダイト。
ジェダイト「ベリル様の事も・・・。俺は、どっちにつけばいいんだ!」
クンツァイト「なら・・・、私が、迷いの元を断ち切ってきてやる・・・。」
ゾイサイト「クンツァイト・・・。待て!」 *26
その様子にも、悩んだまま、反応できないジェダイト。
光の中−。
ちょっと得意げに、『ムーンフェイズの時計』を差し出すうさぎ。受け取るプリンセス・セーラームーン。
『ムーンフェイズの時計』を見つめるプリンセス・セーラームーン。
うさぎ「これ・・・、衛がくれたの。」
うさぎ「ちょっとの間だったけど、いっしょにいられた時。」
プリンセス・セーラームーン「そして、引き離された。前世の掟どおりに・・・。」
うさぎ「うん・・・。私も、やっぱりダメなのかなって、諦めた事もあるよ。」
衛と婚約者・陽菜を始めてみた時、
助けにきてくれた時、
『ムーンフェイズの時計』をもらった時、
いろんな場面が回想される。
衛にもらった時には、動いていた『ムーンフェイズの時計』も、
衛がさらわれた時から、刻を止めたままだ。
『ムーンフェイズの時計』を、大切に胸で抱くプリンセス・セーラームーン。
うさぎ「わたし・・・、あの時、決めたんだ。」
衛の決意の場面 *27 が、回想される。
ダークキングダム−。
衛「そうだ・・・、あの時、俺は。」
クインメタリアの間から出て行こうとするところに、クンツァイトが現れる。
抜刀するクンツァイト。
衛「クンツァイト! そんなに復讐したければ、・・・俺は斬られてもいい。」
衛「だが、時間をくれ。」
クンツァイト「時間?」
衛「もし剣の勝負で、俺が勝ったら、しばらく俺に協力してもらう。」
マスターエンディミオンに変身する衛。 *28
剣で戦い始めるマスターエンディミオンと、クンツァイト。
駆けつけるゾイサイト。 *29
光の中−。
エンディミオンが倒れた悲しみで、月と地球を滅ぼしてしまう回想。
プリンセス・セーラームーン「でも・・・、このままなら、また悲劇は繰り返される・・・。」
プリンセス・セーラームーン「エンディミオンも・・・。」
プリンセス・セーラームーン「そうなった時・・・、私は、また同じ事をしてしまうかも知れない・・・。」
プリンセス・セーラームーン「わたしは・・・!」
光とともに消えるプリンセス・セーラームーン。
ビルの屋上−。
光とともに現れる、うさぎ。
プリンセス・セーラームーン(また・・・、星が滅んでしまう・・・。)
プリンセス・セーラームーン(今も、それは進んでいる・・・。)
刻を止めた『ムーンフェイズの時計』を見つめるうさぎ。
そこへまた、チカラに引き寄せられるように、妖魔が自然発生してくる。
うさぎ「でも、私は・・・。」
メイクアップして妖魔を倒すうさぎ。
衛(絶対、星なんか、滅びない・・・。)
刻を止めた『ムーンフェイズの時計』を見つめ、衛の言葉を思い出すセーラームーン。
そこに、クンツァイト、ゾイサイト、ジェダイトが、跳躍してくる。
ゾイサイト、ジェダイトが恭しく、道をあけると、そこには、マスター・エンディミオンが!
驚くセーラームーン。
セーラームーン「衛・・・。」
だが、心なしか、エンディミオンの表情がいつもと違う。
セーラームーンに向かって、抜刀するマスター・エンディミオン!
セーラームーン「絶対、星なんか、滅びない・・・。」 *30 *31
対峙したままのセーラームーンと、マスターエンディミオン。
どうなってしまうのか!
つづく。
*1:相変わらず、ハープの弦が無いので、弾き難そうだ。
*2:なんか足取りがおかしいぞ・・・。どんな演技なんだ。笑
*3:月の色が、なんか変?
*4:風で、おでこが全開だ。笑
*5:毛の生え際が見えていい感じ。
*6:無意味に、お互いを映すカットが多いのが、ちょっと気になる・・・。
*7:そのまんま、「東映株式会社 東京撮影所」って読めるんですが。笑
*8:すぐ入り口に、着流しで帯刀した役者がいるのか、この撮影所は。
*10:後ろを「赤い人」「シルバーの人」「青い人」が歩いていくぞ。
*11:もう断言してもいいのか、アルテミス?
*12:無意味なズームアップが、3回繰り返される。
*13:二人の真ん中の彫刻柱は、ちょっとしたワンポイント。合成の目印ではない。笑
*14:うさぎを追いかけるプリンセス・セーラームーンの目線移動が完璧だ。違和感ないように思える。
*15:本筋に関係なく、元基登場!
*16:「地場 特産 新鮮野菜」・・・地場衛の実家の特産ではないと思う。
*18:ここは、単に「転ぶ」ではなく、「素っ転ぶ」というアクション。うまいぞ。
*19:割れなくてもいいビンまで、割れている。
*20:ネフライトが出ているのに、このマヌケなBGMは・・・。
*21:・・・のはずだが、元基の芝居の方がうまいので、のまれてます。
*22:つうか、去っていこうとするタイミングを計るネフ。
*23:「ぱし!」と、いい音までするぞ。
*24:音がするだけ。笑
*25:なるちゃんのママ、久しぶり。
*27:絶対、星なんか滅びない・・・!
*28:自分の意思で、変身できるんだね。
*29:走ってきたはずなのに、歩いてきたクンツァイトよりも極端に遅いゾイサイト。
*30:強風でもめくれないように工夫されているスカート。
*31:・・・と、お尻で、ぱこぱこ動いているリボンがいい感じ。