Act.36
実写版美少女戦士セーラームーン Act.36。
前世の想いを遂げる為、陽の下に現れたクインベリルの話。
麻布更生病院。
ライブ中に倒れた美奈子のお見舞いに来たが、残念ながら会えずに帰る。 *1 *2
仲間だとわかったのに、何もできないと、ガッカリするうさぎ。
亜美「前から、私たちとは距離を置いていたから・・・。」
ヴィーナスの正体が愛野美奈子である事を、みんな知っていて、教えてくれなかった事実が、ちょっと面白くない うさぎだが、
亜美「・・・ごめんね。」
と、亜美に素直に謝られて、許してしまう。
別の日。クラウン。
イスに座っている、うさぎ、亜美、まこと。
何かに反応するように、イスから、急に立ち上がるうさぎ。 *3
怪訝そうな顔で見つめる亜美達。
亜美「うさぎちゃん、どうしたの?」
誰かが呼んでると言い、クラウンから駆け出していく うさぎ。
まことと、ルナを持った亜美も、後を追う。街を走る3人。 *4
レイも連絡を受けて、駆け出していく。
セーラー戦士達が、駆けつけた場所は、川原だった。 *5
そこには、クインベリルと衛が!
対峙するセーラー戦士と、クインベリル。
そこへ強制的に呼び出された四天王。
クインベリルが、指を鳴らすと、四天王は、自らの意に反して、自決させられそうになる。
彼等の命と引き換えに、マスター・エンディミオンを、手中に収めようとしているのだ。
操られている四天王の攻撃から、セーラームーンを護って、倒れる4守護神。 *6
爆発の瞬間。
四天王を助ける為、衛が、クインベリルのもとにたどり着こうとした瞬間、
セーラームーンのティアラが光り始め、プリンセス・セーラームーンが現れる!
プリンセス・セーラームーンを見つめるセーラーマーキュリー達。
右手に剣を出現させ、クインベリルや四天王の全ての攻撃を跳ね返すプリンセス・セーラームーン。
味方であるセーラーマーキュリー達に、流れ弾が当たりそうになっても、気にもとめない。
爆発の中を悠然と進む、圧倒的に強いプリンセス・セーラームーン。
セーラーマーキュリーも、唖然として見つめるしかない。
攻撃面で万策尽きたクインベリルの脅迫により、衛がプリンセス・セーラームーンの前に立つ。
衛によって、プリンセス・セーラームーンから、月野うさぎに戻されてしまう。
何ともいえない表情で見つめあう うさぎと衛。
急いで、駆け寄っていくマーキュリー達。
セーラーマーキュリー「うさぎちゃん!」
一瞬、仲間を振り返るが、またすぐに、何ともいえない表情で見つめあう うさぎと衛。
クインベリルによって、四天王達と跳躍させられる衛。
プレゼントしてもらった『ムーンフェイズの時計』に衛のイメージが重なり、
あまりの悲しさから、気を失って倒れる うさぎ。*8 *9 *10
うさぎの頬を伝う涙をぬぐいながら、心配そうにセーラーマーキュリーがつぶやく。
マーキュリー「うさぎちゃん・・・。」
マーズが激昂して、これも前世から背負ってきた事なのかと、ヴィーナスに問いかける。
マーキュリー、ジュピターも、ヴィーナスを見つめる。
セーラーヴィーナスからの答えは・・・ない。
つづく。
◇脚注