狩水衣(かりみずい)

【保管用】2004年〜2007年の期間、はてなダイヤリーに書いていた浜千咲(現・泉里香)のファンブログを、はてなダイアリー閉鎖に伴い2018年移設したものです。ブログ名(当時はダイアリー名)の狩水衣(かりみずい)は、当時非公開で某掲示板にていくつか予想されていた中から一番きれいな名前で結果的にアタリだった本名・泉里香(いずみりか)を逆に読んだものに当て字しています。当時は意味は内緒でしたので、ルビしていませんでした。

Act.39補足

実写版美少女戦士セーラームーン Act.39。
うさぎの育成を始める衛の話。 *1

クンツァイトゾイサイトジェダイトが、跳躍してくる。
ゾイサイトジェダイトが恭しく、道をあけると、そこには、マスター・エンディミオンが!
驚くセーラームーン

険しい表情で、セーラームーンに向かって、抜刀するマスター・エンディミオン

前世でなぜ星が滅んだか・・・お互いの知っている情報を確認する二人。
エンディミオンが話している間も、エンディミオンを睨み続けるクンツァイト

跳躍して消えるマスター、四天王。

ムーンフェイズの時計』を握り締めて、複雑な表情でセーラームーンがつぶやく。 
ダークキングダム エンディミオンの間−。

部屋に帰ってくるエンディミオン*3
銀鹿の刀掛台に、剣を置くエンディミオン

エンディミオンのベットの上で横になりながら、ミオが可愛く言う。

    ミオ「うさぎちゃんに、宣戦布告しちゃったね。」
    ミオ「今頃、うさぎちゃん、泣いてるかなぁ?」
    エンディミオン「・・・いや。あいつはもう少し強い。」
    ミオ「そぉ?」

その言葉に、複雑な表情になるエンディミオン
 
クラウン−。

暗いうさぎ。
テーブルをはさんで、それを心配そうに見つめる亜美、レイ、まこと。 *4

    うさぎ「もうダメ! 我慢できない!」
    うさぎ「ダイエット、中止!」

一転して明るいうさぎ。いちごのショートケーキにかぶりつく。

    亜美、レイ、まこと「ダイエットぉ〜?」
    うさぎ「ずぅ〜と、おなか減ってたんだ〜!」

ケーキを食べて、大満足なうさぎ。お茶を飲んで一息。

しばらく唖然としていた亜美が、我に返って言う。

    亜美「あ。まぁ・・・、無事でよかった・・・。」
    亜美「プリンセスのまま、いなくなっちゃったから、どうなったかと思って。」
    うさぎ「ごめんね、心配させちゃって。もう大丈夫。」


エンディミオンの話題になる。

    ルナ「それで、地場衛が敵になるって言ったのね。」
    うさぎ「うん!」
    まこと「そのわりには、元気そうなんだけど。」
    うさぎ「クヨクヨしてたって、しょうがないし。」
    うさぎ「それに衛が敵になるなんて絶対ないし。」 *5
    うさぎ「あれ、お芝居だと思う。」
    レイ「でも、ほんとにそんな事になるのかしら・・・。」
    うさぎ「大丈夫! 絶対、星なんか滅びないから。」
    ルナ「そんな簡単に・・・。」

本当に大丈夫かなぁ・・・と、顔を見合わせる亜美、レイ、まこと。
 
ホテルの1室−。
体調の悪い、愛野美奈子がソファで休んでいる。

心配するアルテミスに美奈子が言う。

    美奈子「前世を繰り返さない為に、今が重要って気がするし・・・。」
    美奈子「そろそろ、考えなきゃ・・・。」

アルテミスは、事務所の社長にキスされてしまったらしく、美奈子にからかわれてしまう。

    美奈子「ファーストキス、おめでと!」
    アル「やめてくれー!」

 
月野家−。
帰宅してくるうさぎ。うさぎの知らない男性客が、育子ママと楽しそうに盛り上がっている。
育子ママから紹介される。

    育子ママ「こちら、ママの高校時代に、演劇部でいっしょだった斉藤菅生ちゃん。」
    育子ママ「私が部長で、菅生ちゃんが副部長だったよねー。

紹介された男性客が、うさぎの顔をまじまじと見始める。

    斉藤菅生「おやおや・・・。どっかで見た顔ね・・・。」
    

うさぎに近寄っていく男性客。 *6 *7 *8 *9

    斉藤菅生「あ゛ー!」 *10
    

突然、お互いを思い出す二人。

    斉藤社長「平仮名の! うさぎちゃん!」 *11
    うさぎ「美奈子ちゃんの! 社長さん!」
    斉藤社長「やっだわ。あんた、育子んとこの子供だったの?」
    斉藤社長「改めて、よろしくぅ。」

ルナに気がつく斉藤社長。

    斉藤社長「あら、美奈子のと色違い。」
    斉藤社長「あなたもよろしく。」

斉藤社長に、熱い熱いキスされてしまうルナ。 *12
 
クラウン−。

暇そうにあくびをしている元基。厨房から、皿を割ってしまった音が響く。

    元基「おまえ、またぁ?」
    元基「いい加減、モノ壊すのやめろって。また弁償代、増えちゃうよ。」
    元基「せっかく、ここに住み込めるように、頼んだんだからさ。もうちょっとさー。」

エプロンと、手しか映らないが、怒りに震えて握り締めるコブシは、どうみても、ネフライト*13
 
月野家−。

    うさぎ「テレビのリポーター! ママが?」
    育子ママ「まだ決まった訳じゃないけどねー。」

アメリカにいるプロデューサーに、リポーター候補の宣材ビデオを撮って送るように、依頼されている斉藤社長。
明日は、育子ママの撮影会だ。盛り上がる一同。

キッチンの陰では、ルナ(人間体)がちょっと怒っている。

    ルナ(人間体)「わたしのファーストキスが・・・。ぷん!」 *14
    

 
ダークキンダム エンディミオンの間−。

部屋に入ってくるクンツァイト。恭しく、一礼する。 *15

    クンツァイト「お呼びにより。」
    衛「やってもらいたい事がある。」
    
    衛「プリンセスに攻撃を仕掛ける。」
    

衛の言葉に、衛を凝視するクンツァイト
 
都心から離れた郊外 フィールド・アスレチック「冒険の森」−。

育子ママのプロモV撮影の為、フィールド・アスレチックにやってきた斉藤社長、育子ママ、・・・それと、うさぎと進悟。

    育子ママ「菅生ちゃん。なんで、こんな野生的なところで、撮るのよぉ?」
    斉藤社長「だって、主婦の体を張ったレッポゥートがウリの番組なのよぉ。体力、アピールしない?」
    育子ママ「いいかもー!」

フィールド・アスレチックの設備を行いながら、育子ママの撮影が進んでいく。
今度は、広場で、腕立て伏せだ。

腕立て伏せを行ううちに、斉藤社長と育子ママの気分は、戦場のイメージに。
斉藤社長は、鬼教官だ!

砲弾飛び交う戦場で、月野家の3人は、なぜか、ほふく前進している。 *16

    ルナ「うさぎちゃんったら、私を置いてきぼりにして・・・。」
    ルナ(人間体)「もぉ!」

家に置いて来られたルナも、プリンセス護衛 *17 の為に、現地に到着。
ルナ(人間体)にチェンジして、みんなの方にこっそり飛び跳ねていく。
 
ビルの屋上−。

何かを組み立てている妖魔。巨大な氷の吹き矢のようだ。
見下ろす先にあるのは、うさぎ達がいるフィールド・アスレチック場だ!

育子ママのプロモーション・ビデオは、とうとう、屋外セットを用いるまでに。
雪山のイメージだ。雪を降らす小道具を持って、手伝っているうさぎと進悟。

通りがかりの幼稚園児達も唖然と見ている。我に返った先生に誘導されて連れて行かれる。
一緒に小道具の雪を降らせていた進悟も、呆れて、とうとう帰ってしまう。

    うさぎ「ちょ、ちょっと待って」
    

帰っていく進悟をおいかけるうさぎ。
その時、うさぎのいた位置で、氷が弾ける!

え?・・・と、きょろきょろ、あたりを見回すうさぎ。

何かが飛んでくる気配を感じて、はっ! としてしゃがむと、今まで頭があった位置で、氷が弾ける!
どこからか、うさぎを目掛けて、氷の矢が飛んできているようだ。
育子ママや斉藤社長にも、砕けて飛び散った氷の矢の破片が、どんどん、ぶつかっている。

    ルナ(人間体)「うさぎちゃん、妖魔よ。うさぎちゃんを狙っているみたい。」
    うさぎ「ママ達から、離れなきゃ。」

その場から、駆け出していき、メイクアップするうさぎとルナ(人間体)。
 
避ける事ができるが、攻撃してくる相手を見つける事ができないセーラームーン
耳にパワーを集めるセーラールナ。 *18 *19

    セーラームーン「妖魔は、どっから攻撃してるんだろ?」
    セーラールナ「わかったわ!」

 
ビルの屋上−。
目標である うさぎを見失った妖魔。スコープらしきもので、探すが見つからない。

その時、後頭部をハリセンで叩かれる妖魔。 *20
妖魔が振り向くと、セーラームーンとセーラールナが立っている。

    セーラールナ「隠れて攻撃するなんて、卑怯ね!」
    セーラームーン、セーラールナ「月に代わっておしおきよ!」 *21

怒りに震える妖魔。 *22
セーラームーンが挑発すると、妖魔はセーラームーンを追っていってしまう。

セーラールナも後を追おうとするが、クンツァイトが立ちはだかる。

セーラールナの攻撃は、前回と同じせいか、クンツァイトに通用しない。
感情のこもらない声で、クンツァイトが言う。

 
森の中−。
挑発されるままに、セーラームーンを追う妖魔だったが、セーラームーンの反撃の前に、あっさりと武器を壊されてしまう。
たじろぐ妖魔。 *23
だが、隙をついて、逃げ出していく。 *24
 
追っていくセーラームーン
その行く手を、エンディミオンが遮る!嬉しそうに、走り寄っていくセーラームーンに対して、抜刀するエンディミオン
剣先を向けながら、エンディミオンが言う。 
屋上−。

引き続き戦っているセーラールナと、クンツァイト
だが、セーラールナを追いまわすクンツァイトには、どう見ても殺気がない。

逃げながら、セーラールナが言う。

    セーラールナ「私だって、同じ手ばかりじゃないわよ。」
    

ムーンライト・スティックに軽くキス。「ぶんぶんぶん」と思い切り振り回すと、アイテムが変化し始める。 *25

    セーラールナ「金のハリセン!」
    

金のハリセン *26 に変化させたルナ。
だが、金のハリセンは、セーラールナには思いようだ。

    セーラールナ「・・・お、おもい。」
    

はぁ?という顔のクンツァイト*27
よろけるセーラールナ。ついには、ころんで、金のハリセンを放り投げてしまう。
ふき飛んでいく金のハリセン。その先には、逃げてきた妖魔が。 *28 *29

    セーラールナ「今だわ!」 *30
    セーラールナ「ルーナ・シュクル・キャンディ!」 *31

妖魔を倒すセーラールナ。 *32 *33
 
森の中−。

対峙しているマスター・エンディミオンと、セーラームーンそんなセーラームーンの想いに関係なく、険しい表情で、セーラームーンに斬りかかるエンディミオン
仕方なく、ムーンライト・スティックで、受けるセーラームーン*34
そんな言葉にも、耳を貸さず、ムーンライト・スティックを弾き飛ばすエンディミオン

    ムーン「本気なの?」
    ムーン「衛・・・。本気じゃないよね。」

エンディミオンが剣を一振りすると、セーラームーンのリボンの下から、『ムーンフェイズの時計』がこぼれ落ちる。 *35
あわててひろうムーン。だが、『ムーンフェイズの時計』にはヒビが。 *36
再び、エンディミオンが、セーラームーンに向かって、剣を振りかざした、その時!

    ムーン「衛!」
    

その時、ムーン・ティアラが輝きはじめ、セーラームーン自身も輝き始める。
 
ダークキングダム クインメタリアの間−。
クインメタリアへの干渉を感じ取り、もはや、当たり前のように、クインベリルがつぶやく。 
フィールド・アスレチック場 つり橋−。
つり橋を渡って、帰る途中の進悟。
その時、大地が音を立てて、揺れ始める。
 
ビルの屋上−。
戦っているクンツァイトとセーラールナのいるビルも揺れ始める。予定通り・・・とでも言うかのような意味深な表情で、跳躍して消えるクンツァイト
 
森の中−。
セーラームーン ハートムーン・ブローチのあたりからあふれ出す、幻の銀水晶のパワー。
セーラームーンを中心として、パワーの波が広がっていく。
フィールド・アスレチック場を中心とした地域は、局地的な大地震だ。
 
フィールド・アスレチック場 つり橋−。
橋から落ちそうになっている進悟。必死にしがみ付いている。
 
森の中−。
セーラームーンからあふれ出す、幻の銀水晶のパワーは止まらない。離れていても、今のセーラームーンには、遠くにいる進悟の事がわかる。
立ち上がって、誰かに助けを求めるように、叫ぶセーラームーンエンディミオンの声に、少し落ち着きを取り戻すセーラームーン*37
再び、立ち膝になり、想いをこめて念じる。セーラームーンの流した涙が、ハートムーン・ブローチに落ちると・・・、
チカラの発動が、急激に収まっていく・・・・。
しばらくして、完全に止まったようだ。
 
橋の上−。
橋に必死にしがみ付いている進悟。何とか、橋に登る事ができた。 *38
 
森の中−。
放心状態で、ぺたんと座っているセーラームーン
それを、ほっとした様子で見守るエンディミオン

動けないセーラームーンに寄っていき、再び、険しい表情で語りかける。そう言い残し、跳躍して消えるエンディミオン*39 *40
エンディミオンの背を見送り、立ち上がるセーラームーン
 
橋の上−。
うさぎが走ってくる。橋の上で、気力を使い果たしたように、座り込んでいる進悟。

    うさぎ「進悟! だいじょぶだった?」
    進悟「マジ びびった。」

ほっとするうさぎ。エンディミオンの言葉を思い出すうさぎ。

    エンディミオン(お前が信じるのは、俺じゃない。・・・お前自身だ。)
    うさぎ(私が、護らなきゃいけないんだ。) *41

今の二人のように、ひびが入ってしまった『ムーンフェイズの時計』を、それでも大事に持っているうさぎ。
 
フィールド・アスレチックの中−。
育子ママと斉藤社長は、フィールド・アスレチックの橋に、まだ必死にぶら下がっている。
・・・でも、足をのばせば、地に付く高さで。

橋の上から、二人の手をつつくセーラールナ(人間体)。
つつく度に、ぎゃーぎゃーと騒ぐ二人。しばらくは、このまま助からないようだ。
 
ホテル−。

美奈子が、これまでの自分の活動を振り返るように、自分が載っている雑誌やCDを眺めている。

その時、映しっぱなしにしていたテレビに、うさぎと育子ママ、進悟が映し出されている。 *42 *43 *44
謎の大地震があった現場にいたという事で、取材を受けているようだ。

ビックリする美奈子。

    アル「プリンセス!」
    アル「原因は、幻の銀水晶か・・・!」
    アル「かなり地球に影響が出始めているな・・・。」

やや慌てて、テレビを消す美奈子。
 
少しして決意したように、美奈子が言う。

    美奈子「アルテミス・・・。あたし、決めた。もう歌はやめる。」
    


つづく。

*1:この場合、「育成」というより、「調教」と言った方がしっくりくるが。笑

*2:この二人は、姿が変わっても、「衛」「うさぎ」で呼び方が変わらない。

*3:未来の王の間にしては狭いので、ここは寝室の1つかな。

*4:浜千咲のほっぺが、プニプニに見えるのは気のせいか。

*5:おお! 仲間の前でも「衛」って、呼び捨てだ。ラブラブだな。

*6:ん?ん?

*7:あにゃにゃにゃ・・・。

*8:にににに・・・。

*9:顔が近いので、そのままキスするのかと思ってしまいました。笑

*10:つうか、「ぎゃー!」

*11:「平仮名の!」というのが素晴らしい!

*12:ジタバタしているように、ルナの前脚を動かしているのも斉藤社長。笑

*13:先週、あちこちのBBSで書かれていた「クラウンでバイトすればいいのに」が現実に! 笑

*14:このセーラールナは、可愛いな。

*15:入室する前に、ちょっと躊躇するような芝居があったような、無いような。

*16:そんなところで、ほふく前進してたら、普通死にます。笑

*17:監視?

*18:きらーん!

*19:専用にCGを作ってますね。

*20:[1] 痛がって、頭をさすってみたり。

*21:この時、スカートが可愛くめくれますね。

*22:[2] わなわなと怒りに震えてみたり。

*23:[3] やめてくれ・・・という感じに逃げてみたり。

*24:[4] 逃げる時に、木にぶつかってみたり。

*25:昔見た、ドリフ・ヒゲダンスにおける「水バケツ回し」の動作だね。

*26:光の加減で、金にあまり見えない・・・。

*27:先ほどまで、事務的に行動していたが、ここでは感情が出てしまう。

*28:んなアホな。

*29:[5] 顔面をおさえてみたり。

*30:おいおい。何が「今だわ!」だよ。

*31:「威力が弱い」とCBC公式にかかれている技で消滅してしまう妖魔は、やはり手加減されたものなのか?

*32:後ろにいるクンツァイトがかっこいいぞ。

*33:でも、「カット!」の声がかかる前に、剣をおろしてはいけないと思うぞ。笑

*34:なお、マスターの剣には、剣刃にクボミがあって、受けやすくなっている。

*35:どうやって、時計の鎖だけを斬ったのかは、きっと秘密なんだろう。笑

*36:柔らかい草の上に落ちたのにね。

*37:セレニティを制御できるのは、エンディミオンだけか。

*38:すごい腕のチカラだ。見せ場があるな、進悟。

*39:普通に歩いて、帰っていったぞ。笑

*40:もうちょっと、かっこよく撮ってあげればいいのに。

*41:衛の言葉なら、そのまま疑いもなく、信じてしまえる うさぎ。

*42:「落ちそうになりましたのよ。」と興奮して話す育子ママ

*43:ママを落ち着かせようとするうさぎ

*44:腕くみをして、その様子を眺めている進悟